6月に入り、梅雨?梅雨じゃない?みたいな季節が続いていますが、夏はもうすぐ、体のラインが気になってきた方も多いかと思います。
突然ですが、理想とする美しい体のラインを目指すとき、あなたは何をしますか?
「ボディメイク」といっても様々な方法があります。
ダイエット(減量)や痩身エステで体脂肪を減らしたり、整体のような施術で骨の配列を整えたり。
そして、最近では、筋力トレーニングをする方も増えて、筋肉のボリュームやラインへのアプローチ法もだいぶ定着した印象です。
私の住む松本市でもジムやスタジオも増え、パーソナルトレーニングの認知がとても広がってきました。
そこで、今回は、筋力トレーニングでボディメイクをする方に向けて、女性がボディメイクをする際に、欠かせないポイントや注意点を整理しながらお伝えできればと思います。
目次
ダイエット(減量)と筋力トレーニングの違い
両者の目的
ここは、「そりゃそうでしょ。」というような項目ではあるのですが、整理をしておきます。
ダイエット(減量) → 食事をコントロールし、過剰な体脂肪減らす。
筋力トレーニング → 筋肉のボリュームをコントロールしたり、ゆるんでいる箇所を引き締める。さらには、筋肉のバランスを整えて、骨格ラインを美しくする。
このような比較ができるかと思います。
もっと分かりやすくすると、表面的な見た目に関係するのは以下の3つ!
「脂肪」「筋肉」「骨格」
この3つをダイエットと筋力トレー二ングで考えるとこんな感じでしょうか。
ダイエット → 脂肪、筋肉
筋力トレーニング → 脂肪、筋肉、骨格
ここへの影響が大きいかと思います。
ダイエットは筋肉を減らす!
ダイエットで脂肪が減ることはもちろん理解できると思いますが、食事で体脂肪が減るとき、同じように筋肉も減少します。
健康運動指導者資格を所得した際、医学的なデータの講義があったので、そこは間違いないのですが、分かりやすく言うとこんな感じです。
体の材料となる栄養を減らすことで体脂肪が減少する。
→材料が減れば、脂肪だけが落ちるということは考えづらく、当然のごとく栄養を必要とする筋骨格系の量も減少して行く。
その為、減量時は、筋肉をつくる際に大切な「たんぱく質」を多く摂取することで、筋肉の減少を防ごうとしますが、体内の「ブドウ糖」が減少すると、体全体が「合成」ではなく、「分解モード」に入ってしまうので、たんぱく質を摂ったとしてもやはり分解されてしまいます。
ただ、流れに身を任せるだけでなく、筋力トレーニングで筋肉に刺激を入れることで、その流れに抵抗することもとても大切になってきます。
ちなみに、女性の方に、短期で極端なダイエットはお勧めしません。
それは、ホルモンやメンタルバランスにも大きく影響するため、当スタジオでは、そういったリスクをお伝えした上で、アドバイスをさせて頂いております。
この辺りについても、いずれ詳しくお伝えできればと考えております。
筋力トレーニングが体脂肪を減らす?
ボディメイクで考えると、筋力トレー二ングの効果は以下の3つでした。
「筋肉、骨格、脂肪」
さきほどもお伝えしましたが、筋肉のボリュームをコントロールしたり、ゆるんでいる箇所を引き締める。さらには、筋肉のバランスを整えて、骨格ラインを美しくする。
といった筋力トレーニングによるボディメイク効果は理解できると思います。
しかし、「んっ、脂肪?」って思いませんか?
実は、筋力トレーニングには脂肪を減らす効果があります。
脂肪を減らすには、食事制限や栄養コントロールをしたり、ウォーキングやランニングのような有酸素運動をすることで減るというイメージが強いかと思いますが、筋力トレーニングで体脂肪は減ります。
実際、私自身がそれを強く感じており、筋力トレーニングが不足している時は、痩せ具合に変化が生じます。
でも、このようなことはどうして起こるのでしょうか?
筋肉を動かすとき、体は筋肉内に蓄えた「ブドウ糖」をエネルギーにします。
という事は、筋力トレーニングではブドウ糖がメインに使われるということに間違いはありません。
ただ、ポイントはここからです。
「ダイエットは筋肉を減らす!」の項目でもお伝えしましたが、体は糖質が不足すると「分解モード」に入ります。
という事は、筋肉を動かすことで、体内の糖質が欠如し、分解モードに突入。
その結果、体脂肪が分解されるという事なのです。
結果、間接的に、筋力トレーニングで体脂肪は減少するという事なのです。
特に、食べ過ぎたとき、体内にあふれる余剰ブドウ糖が体脂肪にならぬよう、筋肉を使うことをおススメします。
女性は筋肉が大きくならないの?
女性ホルモンと筋量
こんなことを言われたことはありませんか?
「女性はトレーニングをしてホルモンの兼ね合いで、男性よりも筋肉は大きくならないんですよ。」
実はこれ、私がジムトレーナー駆け出しのころ、お客様に伝えていたフレーズです。
なぜならマニュアルにあったので(笑)
けど、自分としては、ずっと腑に落ちていなくて…。
例えば、ダンベルを持っての二の腕トレーニング。
同じ種目なのに、男性がやると「腕を太くする種目」
けど、女性がやると「腕を引き締める種目」
「なんで?」
そう思いませんか?
自分は、それの意味が分からなかったんです。
確かに、女性ホルモンの兼ね合いで、太くなりづらい。
それはあると思います。
けど、女性レスラーやレスリングの選手って筋肉大きいですよね。
となると、「効いてる!効いてる!」と喜んでいると、女性であっても太くなる訳です。
実は私、以前は加圧トレーニングのトレーナーでした。
良さもすごく知っています!
けど、やめた理由はここにあります。
利点も多いけど、コンセプトである「しなやかさ」とは違うかなと思い。
と、少し脱線してしまいましたが、結論を言うと
「女性も筋肉は太くなる」
今はそこに至っています。
有名女優さんの衝撃の言葉
以前、とあるジムでグイグイと重りを上げるようなトレーニングを行い、メディアでもよく取り上げられていた女優さんが、先日みた動画で、とある質問され、このように答えていました。
質問者
「体のコンプレックスはありますか?」
女優さん
「筋肉質なところ」
正直、私は驚きました!
自ら望んで、アスリートのようなトレーニングをしているように見えていましたし、そのラインが彼女の価値観なのかとてっきり思っていました。
確かに、最近はその姿を見かけなかったし、違ったことをしている様子でした。
トレーニング自体は、多分楽しかったのだと思います。
ただ、目指している理想のボディラインとは違った。
それが結果だったのかと。
良かれと思い、行った結果が伴わないことほど、切ないことはないですよね。
しかも、それがコンプレックスって…。
私が言いたいことは、決して重りを持つトレーニングを否定することではありません。
ボリュームが欲しい方は行うべきですし、パワーもつきます!
ただ、ボリュームではなく、単に女性特有のしなやかさを保ちつつ、シェイプアップしたいだけの方には、このようなトレーニングは適さないと私は考えています。
ボリュームが欲しい部位には、負荷を掛けるトレーニングは必要になりますし、単にゆるんでいる部位の引き締めには、負荷ではなく引き締めるだけのトレーニングが必要になります。
そこ
を全て一緒にせずにエクササイズを選択したり、ジム、スタジオ選びをされることをお勧め致します。
雑誌やSNSで有名人やモデルが行っていたら、やっぱり同じことをしたくなりますよね!
それは当然だと思います。
ですので、このブログでは、皆様が自らの判断基準を持って、自らの体と向き合うきっかけになれば良いなと切に願っています。
自分の体を誰より知っているのも、自分の体を誰より愛するのも、周りの誰かではなく、やはり自分でしかないと思うので。
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