免疫力について書いた記事
1年前の緊急事態宣言直前、東京での夜セッションを終えた私は夜行バスで松本市へ移動しました。
乗ったバスには乗客が1人しかおらず、貸切状態を楽しみつつも、この異様な雰囲気に不安を抱いて移動したことを今でも思い出します。
「トレーニングスタジオをこのままやっていって良いのかな。」
「東京でのトレーナー業に専念すべきか松本市での指導に専念すべきか。」
すごく迷っていたな。と。
なんて、桜をみながら1年前に浸っていたわけですが、この頃投稿したブログが、我ながら良いこと書いているな。と思ったので…笑
改めて投稿させてください。
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こんにちは!
脚の専門家、長瀬です。
ついに、私の住む長野県も緊急事宣言が出てしまいました。
この状況なら仕方ないですね。
ただ、この状況で、運動や仕事ができないからと言って、ただ単にぼーっと身を任せているだけで良いのかという部分もあり…。
こういう時だからこそ、健康産業に携わる人間として無償で世の中や私のお客様に還元できることを再発見しております。
何度かブログ内でもお伝えしたかもしれませんが、見た目だけの「造形美」に、私は興味がありません。
やはり人間は、内面から湧き出る強さや美しさがあってこそ、見た目も含め、美しく輝けると思っています。
その為に、「心身の健康」については、一度しっかり触れておかなければならないと思い、今回この内容のブログを投稿する事としました。
運動と免疫
世の中が、このような状況になってから、「免疫力を高めましょう!」というフレーズをよく耳にするようになりました。
私たち運動指導者が発信するフレーズでも「運動で免疫力を高めましょう!」といったものも目立つのですが…。
「運動で免疫って高まるの?」と思う部分もありまして。
むしろ、逆じゃないかと思う側面があるのが、運動だと私は思っていますし、ここを一度整理しておく必要があるように感じています。
ちなみに、「運動で免疫が高まる理由」を整理して言えますか?
私が思う運動と免疫の関係性は以下の通りです。
免疫力を落とす運動の意味
私は、運動することで免疫が落ちるとも考えています。
それは、
⓵「運動すると疲れるから」
話は単純で、疲労すれば、身体の働きは弱まります。
そんな状態でウィルス・菌が現れたら、普段より危険な状態になってしまいます。
⓶「運動すると栄養が奪われるから」
運動して身体が働くには、栄養が必要です。
この時期、ただでさえウィルスや、生活レベル以上の運動を身体に課せば、免疫に関わる栄養素が失われてしまいます。
※免疫に関わる栄養素については、また後日投稿しますね!
免疫力を高める運動の意味
このように運動は、免疫を落とす可能性も秘めている一面があります。
しかし、やり方次第では、免疫を向上することもできます。
⓵「自律神経バランスが整うから」
身体がストレスを感じ、交感神経が高まった状態では、免疫系はしっかりと働きません。
副交感神経が優位に働く時に身体は、免疫が活動し出します。
もちろん運動中は、血圧がグーッと上がり、交感神経優位な状態になりますが、運動後は、その血圧の落差から副交感神経優位なモードに突入します。
すなわち、免疫が働き出すということです。
免疫を働かせるには、
ストレス&交感神経モードをリラックス&副交感神経モードに切り替える
これがとても大切です。
⓶「酸素運搬能力が高まるから」
ウィルスが体内に入り、細胞に侵食することで、身体が危険な状態になります。
酸素は、身体にとって大切なものであることは、漠然と分かるかもしれませんが、
A.活動するためのエネルギーを生み出す
(ウィルスと戦うためのエネルギーを生み出す)
B.正常な細胞を形成する源となる
(浸食されづらい細胞を形成する源となる)
その為に、有酸素運動等で酸素運搬能力を保つことも大切になります。
では、「運動したらよいの? しない方がよいの?? 長瀬どっちだよ!」
ということになると思いますが、結論を言うと、運動には免疫を上げるよい面・悪い面の両方が存在しているという事だけまずお伝えさせて下さい。
後日、実際どのように運動すればよいのかもお伝えいたします。
運動指導者の方もこちらのブログは見て下さっているので、あえて最後に…。
この状況の中、SNSで「免疫力を上げよう!」というフレーズを良く耳にしますが、運動には、両方の側面があることを頭に入れておいていただけたらと思います。
健康に携わる運動指導者として思うところがあったので、今回は真面目にお伝えいたしました。
もちろんいつも真面目ですが(笑)
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